腰痛のおよそ90%以上は、心配することがない腰痛です。 しかし、ただの腰痛だと思っていても「腫瘍」や「細菌感染」が原因で起こる腰痛かもしれないのです。 このように命にかかわるような腰痛や、緊急に治療をしなくてならない腰痛もあるので、それぞれの特徴などを知って、対応することが大切です。 腰痛を感じている人は、自分の腰痛が危険なサインではないかどうかをチェックしてみてください。 ●チェック1 ・じっとしていても腰が痛いです。 ・日中よりも夜の方が痛みます。 ・腰痛が楽になるような姿勢がありません。 ・腰痛が日に日に増しています。 上記の1つでも当てはまると「脊椎腫瘍」「細菌感染」の可能性があります。 ●チェック2 腰痛以外に次のような症状がありますか。 ・麻痺があります。 ・歩行時に痛みやしびれ、脱力感があります。 ・爪先やかかとで立つことができません。 ・残尿感や尿失禁、尿が出にくいなどの症状があります。 上記の1つでも当てはまると「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」の可能性があります。 ●チェック3 ・安静にしていると痛みは感じないのに、少しでも動くと痛みがあります。 ・身長が縮んできています。 上記の1つでも当てはまると「腰椎の圧迫骨折」の可能性があります。 ...
「じっとしていても腰が痛い」「腰痛が日に日に増している」などの自覚症状がある場合、「脊椎腫瘍」「細菌感染」の可能性があります。 この場合、そのまま放置しておくと命に関わる場合があるので、すぐに治療をする必要があります。 ●脊椎腫瘍の場合 脊椎に腫瘍ができたために、椎骨や椎間板に悪影響を及ぼして、ひどい腰痛を引き起こします。 この腫瘍には、良性と悪性の両方があります。 他の臓器にできた悪性の腫瘍の影響で転移して起こる場合もあります。 この治療法としては、基本的には、手術によって腫瘍を取り除きます。 手術後は、放射線治療や抗がん剤治療を行う場合もあります。 ●細菌感染の場合 細菌が椎骨に感染したことで炎症を起こし、腰痛を引き起こします。 腰痛以外に発熱を伴うことも多いです。 この症状は、高齢者、糖尿病などの免疫力が低下している人に起こりやすいです。 この治療法としては、抗菌薬で細菌を退治します。 また、たまった膿を手術によって排出させることもあります。 ...
「麻痺」「歩行時に痛みやしびれ」などの自覚症状がある場合、「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」の可能性があります。 ●椎間板ヘルニア 椎間板の中にあるゼリー状の「髄核」というものが外側へ飛び出ることで、神経が圧迫されてしまいます。 そのために、腰の痛みが生じます。 腰痛以外に神経症状が起こることもあります。 ●脊柱管狭窄症 加齢に伴って、椎間板が弱くなったり、靭帯の弾力性も低下したりすると、脊柱管が狭くなってしまう症状です。 脊柱管が狭くなると、神経を圧迫してしまいます。 この「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」の治療法は、神経症状があるかどうか、どの程度なのかなどで違います。 神経症状がほとんど感じない場合は、運動を行ったり、薬物療法によって痛みを和らげる治療となります。 神経症状を感じていて、その程度はひどい場合は、手術をします。 手術をして、圧迫している部分を取り除きます。 そのため、神経の圧迫は改善され、脚の痛みやしびれが治まっても、腰痛は残ってしまうことがあります。 しっかりと、医師と相談し、納得したうえで手術をうけることが大切です。 ...
「身長が縮んできた」「少しでも動くと痛い」などの症状がある場合、「腰椎の圧迫骨折」の可能性があります。 加齢に伴い「骨量」が減少してしまうと、骨がスカスカ状態になる「骨粗鬆症」を生じることがあります。 すると、体重によってかかる負荷などでも椎骨がつぶれてしまう場合があります。 それが、圧迫骨折です。 この治療法としては、痛み止めの薬を使って、痛みを和らげたり、コルセットによる固定などです。 さらに、骨粗鬆症の治療を行います。 骨粗鬆症を改善する方法としては、積極的にビタミンDやカルシウムを摂取することです。 他には、日光に浴びながら運動をしたりします。 または、骨量を増やす作用のある薬を使った薬物療法を行うこともあります。 ただの腰痛だと思っていても、治療をしなくてならない腰痛もあるので、それぞれの特徴などを知って、対応することが大切です。 腰痛を感じている人は、自分の腰痛が危険なサインではないか注意しなければなりません。 ...